メギド垢で『案件』という名称で呼んでいたふせったー投稿群があった。
『案件』とだけ明示的に書き、あとはフォロワーのみに公開していた。
これは端的に言うと、
「父親がクモ膜下出血で倒れて、その後高次脳機能障害になって自暴自棄になり、
さらにはてんかんの薬の副作用のイライラで、妻を罵り、私にはDVをしてくる。
私は殴られるのが嫌なので引っ越す予定だ」
ということを連載していた。
…………。
…………いや、当時のフォロワーには本当に心配させてしまった。申し訳ない。
なんなら、
私はそのストレスから心臓病を患っていることが発覚して、2022年冬に発作を起こし、中央病院に搬送された。
同年秋に手術を受ける。
なんて続きもあったのだが、これは今回本旨から外れるので置いておく。手術は成功したし元々命に別状のない発作なので、大して気にしないでほしい。
気にしないでほしいのだがそんな感じで去年は盛りだくさんであった。
このことをネットに出そうとはあまり思っていなかった。
ネタがネタなのもあるが、何より父親に対してそんなコストを払う気がなかった。
これで愛する父親が──とかなら悲しみようもあったのだが、あいにくと私は最初から父親が嫌いで、18歳の時からあいつを大人と扱うことをやめている。
DVを受けた時も「め、めんどくさいことになったな〜〜〜……」となっただけだった。怒るでも悲しむでもない。そこにあったのはただただめんどくさいと言う感情だけである。
けれども一つ、心残りがあった。てんかん薬の副作用についてである。
これが分かったのは父親の扱いに苦慮していた時なのだが
というか腹が立ったのでところ構わず父親の悪口を言ってやろうと関係各所に「DVを受けまして〜」と連絡していた時なのだが
通っていたリハビリテーション病院でその可能性を提示された。
曰く、高次脳機能障害になってその苛立ちを家族にぶつけているのではなく、
てんかん薬の副作用により苛立っているのではないかと。
天啓であった。
私は父親のことが大嫌いだったので殴られても警察に突き出してやろうと思っていたのだが、別の可能性が出てきたのである。
結果からいえばリハビリ病院の推測は当たった。
薬を変えたところ、私に対しては相変わらず突っかかってきたが、冬が終わる時期なのもあってか父は沈静化したのである。
私のことはまあいい。殴られかけた時に、もうこいつには付き合い切れんと引っ越しを決めた。もうあの男を父だとは思っていない。
けれども実家に残す母のことだけが気がかりであった。
だから薬を変え、父がまあまあ大人しくなったと聞いたとき、
私は心のどこかで、父を殺さずに事態が済んだことに安堵していた。
そして、話は戻る。
私のケースはまあいいのだ。だけど世の中にはちゃんと肉親を愛している人がいるだろう。愛情を持ってない私でさえここまで苦労するのだから、その人の苦しみとは一体どれだけのものだろうか。
全ての人が凶暴化したかつての愛する人に対して、
私のように半ば諦念から応対できるわけではないだろう。
だからもし、くも膜下出血や高次脳機能障害、てんかんなどの後に肉親が暴走している家庭があったら、
少しでもその家庭が解決の道筋に立てるように、とこの記事を書く気になった。
以下にもうちょっと詳しい薬の内容を書いておくので参考になれば幸いである。
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00063084
てな訳ではい、イーケプラ。
11.1.6 攻撃性、自殺企図(いずれも1%未満)易刺激性、錯乱、焦燥、興奮、攻撃性等の精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもある。
もし心当たりのある人は薬剤師及び主治医に相談してほしい。
(イーケプラ自体が安価なジェネリック医薬品で、飲んでる人も多いと思うので、そこに安易にでっかい石を投げたくない……ので恐々書いていた)
ところで今回ブログはこの記事の影響も受けた。
https://note.com/yu_fuse2/n/nbd0aa82cfbd0
https://note.com/yu_fuse2/n/n0f871cb3b016
この人のはかなり下調べをしているので参考になった。
この記事レベルのものを書きたかったのだが、そのレベルになるとちょっと時間がかかりそうなので、
もし何か質問や気になることがあったらコメントに投げておいてほしい。
その上でnoteにもうちょっとしっかりした記事を書こうと思う。
(しかし改めて見たけどイーケプラの「攻撃性・自殺企図」って1%未満なんだよな……)(それは確かに薬剤師も前もっては教えてくれないよな……)
(いやしかしそれって大体fgoで「適当に礼装目当てでガチャ引いたら星5引いちゃった……」みたいなもんじゃないか)(それはたまにあるわ)
そんなこんなであった。
ところでこの記事を書いてると普通に体調を崩してこの三日間ぐらい使い物にならなかったので、
いややっぱ俺って一応DVサバイバーなんやな……となってしまった。
ブログ名の『多ジャンルすぎて死にかける』は同人ジャンルというより、実は俺のやっているジャンルが『父親のDVと自分の病気と同人とアニメ読解』ということで
クソ多すぎて死ぬという話であった。
みんな大好きタイトル回収である。